フリーランスにとって人脈は重要?人脈の作り方や継続的な仕事につなげるまでの道のり
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フリ転編集部 Sayah
日本語と英語、スペイン語、フランス語の4ヶ国語話者。メディア運営会社で約5年間 従事したのち独立。米国大手ブランド(Uber Eats、Beats by Dre by Apple、TABASCO、Picsartなど)の多国籍チームに所属し、コピーライティング、翻訳に従事。語学力と海外経験を活かし、グローバルな視点でビジネス記事やホワイトペーパーを執筆する傍ら、SEO記事の編集や監修を手掛ける。執筆記事は1,000本以上。現在、米国大学にて経営学を専攻。
フリーランスとして安定的に仕事を獲得するには、人脈の活用が欠かせません。しかし、「人付き合いが苦手」「人脈を作るのが難しい」と感じている人は少なくありません。また、「そもそも人脈とは何なのか?」「どうやって作ればいいのか?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
本記事では、フリーランス協会が公開している『フリーランス白書2024』の結果をもとに、フリーランスの仕事獲得における「人脈」の重要性や、効果的な人脈の作り方、活かし方について詳しく解説します。
さらに、仕事につながる人脈の特徴や悪い人脈の見極め方、築いた人脈をどのように仕事に結びつけるのかまで具体的な方法を紹介するので、自分に合った人脈を見つけ、案件獲得につなげるのに役立ててください。
目次
人脈づくりはフリーランスにとって永遠の課題
フリーランスにとって、「人脈づくり」は永遠の課題です。仕事を得るために人脈が大事なのは分かっていても、「実際にどこでどうやって作ればいいのか分からない」といった悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
特に、独立したばかりの頃は、実績が少なく信頼も築けていないため、安定した案件を継続的に獲得するのが難しく、収入の波も大きくなりがちです。
私自身、独立当初はクライアントとどうつながればいいのか分からず、手探り状態でした。独立から5年経った今でも、案件が減ったり契約が終了するたびに「次の仕事をどう探そう?」と焦燥感に駆られることがあります。
それでは、どのような場所に行き、どのような行動をすれば、無理なく人脈を広げ、仕事につなげることができるのでしょうか?
ここからは、人脈の作り方や仕事につなげる方法について詳しく解説していきます。
そもそも人脈とは?
皆さんは、「人脈」という言葉にどんなイメージを持っていますか?
仕事につながる大切なつながりと考える人もいれば、「損得勘定が見え隠れする関係性」「打算的な人間関係」などと、ネガティブに感じる人も少なくありません。
また、せっかくある程度の自由があるフリーランスという働き方を選んだにも関わらず、無理に人間関係を広げることに違和感を感じる人もいるでしょう。
ここでは、フリーランスにとっての「人脈の種類」を整理し、「仕事につながる人脈とは何か?」を考えていきます。
「人脈」は友人・知人だけじゃない
「人脈」とは、友人や知人だけに限られません。以下の表は、フリーランスにとっての人脈の一部を整理し、まとめたものです。
人脈の種類 | 具体例 |
クライアント | 企業の担当者(法人案件)直接の依頼主(個人クライアント)継続案件を依頼してくれるリピーター |
ビジネスパートナー | 外注先(デザイナー・エンジニア・翻訳者など)共同でプロジェクトを進める業務提携先販売やプロモーションをサポートするパートナー |
紹介者・つなぎ役 | 先輩フリーランス・同業の仲間企業の元同僚・取引先フリーランスエージェント・マッチングサービス運営者 |
支援者 | メンター・コーチ(経験者からのアドバイス)税理士・弁護士など専門家金融機関担当者(資金調達やビジネス口座の相談) |
学び・コミュニティの仲間 | 業界の勉強会・交流会の参加者オンラインサロンやFacebookグループのメンバースクール・講座で出会った仲間 |
フリーランスの友人・信頼できる仲間 | ビジネス関係を超えて支え合える友人気軽に相談できるフリーランス仲間 |
このように、人脈とは必ずしも新しく作るものではなく、すでにある関係を活かすことも含まれます。
CHECK
・人脈に対してネガティブなイメージを持つ人も多い
・人脈は友人や知人だけに限られない
・人脈とはすでにあるつながりも含まれる
フリーランスにとって人脈は本当に大事?
フリーランスにとって、人脈は本当に大事なのでしょうか。ここでは、実際の案件獲得ルートをもとに解説します。
フリーランスの仕事獲得ルートの6割が「人脈」経由
『フリーランス白書 2024』によると、「Q.仕事はどのようなところから見つけますか。(複数回答)」という問いに対し、「人脈(知人の紹介含む)」と答えた人は61.6%にのぼります。次いで「過去・現在の取引先」が58.9%、「自分自身の広告宣伝活動(Web・SNS・新聞・雑誌など)を活用している人は33.2%、「エージェントサービスの利用」は23.2%となっています。
この結果を見ても、人脈はフリーランスとして働くうえで非常に重要な要素であるといえるでしょう。
過去や現在の取引先も重要な人脈の一部
人脈というと、友人や業界の知り合い、イベントで知り合った人を想像してしまいがちですが、過去や現在の取引先も重要な人脈の一部です。実際に、『フリーランス白書 2024』の案件獲得ルートを見ると、「人脈(知人の紹介含む)(61.6%)」の次に「過去・現在の取引先(58.9%)」が続いています。
初回の案件獲得だけでなく、取引先との信頼関係ができていれば、リピート案件や紹介につながる可能性も高まります。
CHECK
・人脈を活用して仕事を獲得しているフリーランスは多い
・過去や現在の取引先も重要
・取引先との信頼関係を築くことが大事
フリーランスによく見られる人脈づくりの悩み
『フリーランス白書 2024』によると、今の働き方において就業環境や仕事上の人間関係、達成感および充実感、プライベートとの両立、スキル・知識・経験の向上に満足している人が半数以上を超える一方で、「多様性に富んだ人脈形成」に満足している人は、たった33.9%しかいません。
これは、多くのフリーランスが人脈づくりに頭を抱えていることを物語っています。以下では、フリーランスによく見られる人脈の悩みを深掘りしていきます。
人脈がない
フリーランスになったばかりの人が抱えがちな悩みの1つが、「人脈がないこと」です。会社員時代と違い、自然に人脈が広がる機会が少なく、自分から動かないと仕事につながる関係は生まれません。そのため、何から始めればいいのか分からず、不安を感じてしまう人は多いです。
人脈の作り方がわからない
人と関わる意欲はあるものの、「具体的にどこで出会い、どう関係を築けばいいのか分からない」という悩みを持つ人もいます。そもそも何をすれば仕事につながるのかが見えないと、行動に移しづらいでしょう。
人付き合いが苦手
人と関わること自体には抵抗がないものの、初対面での会話や関係構築が苦手で悩んでいる人もいます。「話しかけるのが怖い」「雑談が続かない」などの理由で、せっかくの出会いを仕事につなげられないケースもあるでしょう。無理に社交的になるのではなく、自分なりの関係の築き方を見つけることが大切です。
そもそも人と関わりたくない
人間関係に惑わされずに自由に働きたくて、フリーランスを選んだ人は少なくありません。意図的に人脈を作ろうとする行為やあからさまに営業っぽい行為に、抵抗がある人もいるでしょう。フリーランスとして、「自分のペースで仕事をしたい」と考えるのは自然なことです。
必要以上に人と関わることなく、適度な距離を保ちながら仕事を得られる方法を考えることも、選択肢の1つです。
打算的な人間関係に違和感を感じる
「この人とつながれば得をする」という損得勘定が透けて見える関係に、違和感を覚える人も少なくありません。表面的な付き合いを増やすよりも、本音で話せる関係を大事にしたいと考えるフリーランスも多いです。無理に広げるよりも、信頼できるつながりを深める方が、結果的に良い人脈につながることもあります。
CHECK
・何をすれば仕事につながるのかを考えて行動する
・自分なりの関係の築き方や距離感を見つける
・無理に人脈を広げるのではなく、信頼できるつながりを深める
もっとも収入につながる案件獲得ルートは?
ただ案件を獲得するだけでなく、高単価の収入を得たいと思っているフリーランスも多いでしょう。それでは、もっとも収入につながるのは、一体どのようなルートなのでしょうか。
人脈を活用する
『フリーランス白書 2024』によると、「Q.その中で、最も収入が得られる仕事はどのようなところから見つけたものですか。」という質問に対し、1位と2位を「過去・現在の取引先(32.7%)」「人脈(27.9%)」が占めています。1位の「過去・現在の取引先」を含めると、約6割のフリーランスが、人脈を活用した案件獲得で高収入を得ていることが伺えます。
CHECK
・フリーランスの約6割が人脈を活用して高収入を得ている
・SNSやブログ、noteで実績を発信する
・WantedlyやIndeedなどのフリーランス向けサービスを活用する
自分で広告宣伝活動を行う
SNSやブログ、noteは無料で広告宣伝ができるツールです。これらのプラットフォームを活用し、自分のスキルや実績を発信することで、直接クライアントから仕事を得ることができます。特に、専門性のあるコンテンツを発信し続けることで、指名での依頼が増える可能性があります。有益な情報や専門知識を発信することで、自分の強みを可視化することが可能です。
ただし、広告宣伝活動を行っても、すぐに結果が出るわけではありません。そのため、継続的な発信が求められます。また、たくさんのフリーランスがいる中で多くの人にリーチするためには、ただブログを更新するのではなくSEOになどに努めるなど、継続的な努力が大切です。
フリーランス向けサービスを利用する
近年では、WantedlyやIndeedをはじめ、さまざまなフリーランス向けサービスが普及しています。フリーランスエージェントやマッチングサービス、クラウドソーシングを利用することで、案件を探す手間を減らしながら仕事を獲得可能です。特にエージェント経由の案件は、高単価かつ長期契約になりやすい傾向があります。
一方で、手数料や契約の制約があるため、条件をよく確認することが重要です。
人脈づくりのためにSNSはやるべき?
『フリーランス白書 2024』によると、「Q.仕事はどのようなところから見つけますか。」という問いに対し、約3割が「自分自身の広告宣伝活動(Web・SNS・新聞・雑誌など)」と回答しています。この結果を見ても、仕事を獲得するうえでSNSの活用は有用です。以下では、人脈づくりのためにSNSを活用するメリットについて解説します。
人脈づくりに役立てられる
『フリーランス白書 2024』によると、「Q.取引をしたフリーランスとの関係性や出会いのきっかけについて教えてください。」という問いに対し、「SNSでつながった人」は「もともとの友人・知人」「友人・知人の紹介」に次いで3位です。
例えば、ビジネス系SNSの呼び声高いLinkedInでは、さまざまな求人が掲載されており、ビジネス的な関係構築にも役立ちます。Facebookは、「フリーランスライター」「Webデザイナー」「翻訳者」など、職種ごとのコミュニティが充実しており、フリーランス向けのビジネス勉強会やオンラインイベントが告知されるため、リアルな交流につながりやすいのが特徴です。
情報収集ができる
SNSを活用すれば、業界の最新情報やトレンドをリアルタイムでキャッチできます。特に、同業のフリーランスや企業アカウントをフォローすることで、有益な情報が集まりやすくなります。 仕事のヒントや新しい案件につながる情報も得られるため、効率的な情報収集ツールとして活用できます。
X(旧・Twitter)では、「#Webライター」「#Webデザイナー」などで検索すれば、仕事を募集している人とつながれる可能性があります。業界のトレンドやリアルな声をキャッチアップしたり、共通の仲間を見つけたりするのにも有益です。
セルフブランディングに活かせる
受け身で待っているだけでは、仕事は入ってきません。SNSで自身のスキルや実績を積極的に発信することで、仕事の依頼や認知度向上につなげることができます。特に、専門知識や経験を活かした投稿は、信頼度を高める要素となります。継続的な発信をすることで、「この分野ならこの人」と認識されやすくなるのもポイントです。
Instagramやポートフォリオサイトでクリエイティブ系の実績をアピールしたり、LinkedInでビジネススキルやキャリアの強みを発信したりすることで、ターゲットに合ったセルフブランディングが可能です。発信の内容に応じて、適切なプラットフォームを選ぶことが、より効果的なブランディングにつながります。
CHECK
・LinkedInやFacebookで関係や交流を深める
・Xのハッシュタグを活用して求人や仲間を見つける
・実績や強みを継続的に発信してセルフブランディングに役立てる
人脈づくりにおいて大切なことは?
「知り合い」は多くても、仕事につながらなければ意味がありません。ここでは、仕事につなげるにあたって大切なことについて見ていきます。
約束を守る
「仕事につながる人脈」は、関係性の深さや信頼の高さがキーです。例えば、「期日を守る」「レスポンスを早くする」「小さな約束を大事にする」などの積み重ねが、自身の価値を高め、結果的に案件獲得のチャンスを生みます。信頼関係が築ける人脈こそ、長く続く仕事につながるのです。
迅速に行動する
フリーランスにとって、レスの速さは安心感や信頼の獲得に直結します。逆にいうと、返信の遅さは信頼の失墜につながりかねません。出社スタイルと異なり、リモートでは画面の向こうで相手がどのように仕事を進めているのか、本当に納期に間に合うのか見えないためです。
リモートワークでは直接顔を合わせる機会が少ないからこそ、返信の速さが信頼の指標になります。素早く行動することは、誠意ややる気のアピールにもつながります。
相手との共通点を意識する
共通点があると、関係が自然と深まり、仕事の依頼や紹介につながりやすくなります。趣味、キャリアの経歴、得意分野など、意識的に相手との共通点を見つけることが大切です。「この人とは価値観が合う」「一緒にいて楽しい」と思ってもらえれば、関係が続きやすく、「一緒に仕事をしたい」と思ってもらいやすいです。結果的に、案件の機会も増えるでしょう。
CHECK
・小さな約束を守って信頼関係を高める
・迅速なレスポンスに努める
・相手との共通点を見つける
人脈はどうやって作ればいいの?
それでは、実際に人脈は一体どのように作ればいいのでしょうか。ここでは、仕事につなげられる人脈を作るための具体的な行動や手段について解説します。
SNSを活用してつながりを広げる
SNSで「#仕事募集中」「#フリーランスライター」などのハッシュタグを活用し、案件を募集している企業や個人を探す方法があります。また、自分自身が「ライターとして案件を受け付けています」と発信することで、仕事のチャンスを引き寄せることも可能です。
最近では、フリーランスを束ねているディレクターや企業がSNSを通じてフリーランスを探すケースも増えており、思わぬ縁につながることもあります。
元同僚や昔の仲間とつながる
新しい人脈を開拓しようと思うと、ハードルが高く感じる人もいるかもしれません。そこで、時をさかのぼって昔の仲間たちにコンタクトを取ってみるのも1つの方法です。過去に一緒に働いた人は、すでにあなたのスキルや仕事ぶりを知っているため、紹介や案件につながりやすい傾向があります。また、一緒に働いた経験があるため、案件を円滑に進めやすいのも利点です。
先輩フリーランスに話を聞く
『フリーランス白書 2024』によると、フリーランスの約半数は、他のフリーランスからの受注を経験しています。すでにその道を歩んでいる先輩フリーランスに話を聞くことで、どのように継続的に人脈を構築しているかのヒントをもらえます。また、そこから生まれた縁で案件を振ってもらえたり、プロジェクトに一緒させてもらえたりすることもあるでしょう。
元取引先との関係を活かす
独立前に対企業で仕事をしていたなら、元取引先の担当者に独立した旨を伝えてみるのも有効な方法です。すでにあなたのスキルや仕事ぶりを知っているため、実績が少ない段階でも安心して依頼してもらえる可能性があります。独立直後の案件獲得は特にハードルが高いため、過去のつながりを活かすことで、スムーズに仕事を得られるチャンスが広がるでしょう。
同じ目的のコミュニティに参加する
業界の勉強会やオンラインサロンに参加すると、同じ目標を持つ人たちとつながりやすく、仕事のチャンスも生まれやすくなります。実際に、コミュニティ経由で案件を獲得したフリーランスも多く、活動の幅を広げることで新たな可能性が広がるでしょう。また、リアルのミートアップやイベントに足を運び、直接顔を合わせることで、オンラインよりも信頼関係を深められ、より確実な人脈につなげられます。
イベントや交流会で名刺を配る
イベントや交流会では、名刺を渡すだけでなく、その後のつながりを意識することが大切です。 名刺交換した相手とSNSを交換し、定期的にコンタクトを取ることで関係が深まり、仕事につながる可能性も高まります。FacebookグループやPeatixで業界イベントを探し、積極的に参加するのも有効な方法です。
CHECK
・SNSのハッシュタグを活用してつながりを広げる
・元々あるつながりを活用・強化する
・定期的にコンタクトを取るなど、その後のつながりを意識する
人との出会い方・探し方
人脈の作り方が分かったところで、具体的にどこで出会うかについて深掘りします。
学びの場で人脈を広げる
スクールや講座に参加することで、同じ目標を持つ人とつながりやすく、人脈が広がるきっかけになります。実際に、『フリーランス白書 2024』によると、「Q.学びの効果として、得られたものをお答えください。」の問いに対し、約2割のフリーランスが「人脈が広がった」と答えました。
また、「必要な業務に役立った」「受注できる案件の幅が広がった」と回答した人が約4割、「より高度な仕事ができた」と回答した人も約3割いるなど、人脈以外にもメリットを得ているフリーランスが多いことが分かります。
例えば、ノマドニアのような短期集中型プログラムでは、学びながら実際に仕事につながるネットワークを築けることもあります。オンラインスクールなら、テック系やクリエイティブ系の分野で、全国の受講生とつながるチャンスがあります。
コミュニティやビジネスネットワークを活用する
オンラインサロンや業界別の勉強会に参加すると、実際に仕事を発注する人や、フリーランス仲間とのつながりを築きやすくなります。Facebookコミュニティなどのプラットフォームでは、海外フリーランス向けの案件情報も共有されることがあり、新たな仕事の機会が広がることもあります。同業種同士のオフ会や交流会、セミナーに参加することで、情報収集ができ、同じ目的や共通点を持った参加者間でより深い関係を築きやすくなります。
また、異業種交流会に参加するのも1つの方法です。 同業の知り合いは多くても、異業種とのつながりが少ない人は意外と多いものです。例えば、Webエンジニアがサイトのコピーを書けるライターを探していたり、カメラマンがインタビューもできるライターを求めていたりと、異業種同士で仕事を紹介し合うこともあります。
過去のつながりを活かす
新しい人脈を作る前に、まずは元同僚や取引先に相談してみるのも有効な方法です。すでに仕事の実績がある関係性のため、営業のハードルが低く、スムーズに案件につながる可能性があります。また、業務委託先の企業との関係を維持することで、別の仕事を紹介してもらえるチャンスも広がるでしょう。
自分に合った出会い方を見つける
人脈づくりの方法は1つではありません。そのため、自分に合ったスタイルを選ぶことが大切です。人付き合いが苦手ならオンライン交流を中心に、フリーランス仲間を増やしたいならコワーキングスペースやノマドイベント、業界のつながりを広げたいなら、カンファレンスやMeetupイベントに参加するなど、目的に合った出会い方を意識すると効率的です。
CHECK
・学びの場やビジネスネットワークに参加する
・元同僚や取引先に相談する
・自分の目的に合った出会い方を意識する
良い人脈、悪い人脈の見極め方
ただがむしゃらに人脈づくりをするのではなく、良い人脈を築く必要があります。それでは、良い人脈、悪い人脈とは、どういったものを指すのでしょうか。
長期的に価値を生み出せる人脈
良い人脈とは、互いに信頼し合い、長期的に支え合える関係です。仕事の依頼や紹介だけでなく、悩みを相談できたり、新しい学びを得られることもあります。テイカーの姿勢で居続けるのではなく、相手に有益な情報を届けたり、仕事を紹介したり、お互いに価値を与え合える関係の構築も大切です。
一時的なつながりではなく、継続的に価値を共有できる関係こそ、仕事の機会を広げる人脈といえるでしょう。
何も生まれない人脈
名刺交換だけで終わる関係や、表面的なつながりにとどまる人脈は、結果的に何の価値も生まれません。また、「何となく付き合っているけど話が合わない」「関係を続ける意味が見いだせない」と感じる場合は、無理に維持する必要はありません。エネルギーを注ぐべき人脈を見極めることが大切です。
避けるべき人脈
出会いの中には、ビジネスの勧誘や保険の営業を目的とした人もいます。また、表面的なつながりは、仕事に直接結びつくことが少なく、時間を無駄にするリスクがあります。人脈づくりの場では、単なるつながりを増やすのではなく、「何を得たいか?」を明確にすることが重要です。「学びたい」「新しい仕事につなげたい」など、自分の目的を意識して関係を築くことが、人脈の質を高めるポイントになるでしょう。
CHECK
・良い人脈とは、互いに信頼し合い、長期的に支え合える関係
・表面的なつながりからは何も生まれない
・単なるつながりを増やすのではなく、目的を明確にすることが大事
人脈ができても仕事につながらない…どうすれば?
人脈ができても、実際に仕事につなげることができずに頭を抱えているフリーランスは少なくありません。築いた人脈を仕事につなげるには、一体どうしたらいいのでしょうか。
ただの「知り合い」ではなく「仕事を頼みたくなる人脈」を築く
人脈があっても、仕事につながらなければ意味がありません。「この人に仕事を頼みたい」と思われるためには、自分の知識やスキルを発信し続けることが大切です。営業が苦手な場合でも、ブログやSNSで実績やモチベーション、自分の価値を伝えることで、自然と仕事の依頼が来るようになります。
フリーランスで活動していることを周囲に伝える
「仕事を頼みたい」と思われるためには、まずは自分がフリーランスとして活動していることを知ってもらうことが重要です。人材を探している人に「アサインできる人物だ」と認識されるだけでも、仕事のチャンスが増えます。知人や取引先に「仕事を探してます」と軽く伝えるだけでも、意外な案件につながることがあります。
得意なことや実績を発信する
自分の得意なことを発信し、自分が何ができるのかを明確に伝えることで、仕事の依頼につながりやすくなります。実績がない場合、最初は「無料でやります」と告知またはDM営業を行い、実績を積んだ人もいるようです。実績のある発信を続けることで、信頼度が上がり、次の案件へとつながる可能性が広がります。自己分析を行い、自分の強みを知っておくことも重要です。
仕事につながる認知を広げる
フリーランスで安定した仕事を得るには、地道な発信や行動を積み重ねることが欠かせません。フリーランスでやっている活動をSNSで発信したり、積極的に声をかけたりすることで、時間差で仕事につながることもあります。多くの案件を獲得している人は、圧倒的に行動量が多いのも特徴です。
1回の仕事をリピート案件につなげる
1回の仕事をリピート案件につなげるためには、1つひとつの仕事に丁寧かつ迅速に取り組み、「仕事がしやすい」「クオリティが高い」と思ってもらうことが大切です。一定のクオリティを担保することはもちろん、レスや納品の速さもやる気やモチベーションのアピールや信頼につながります。
また、単発の仕事で終わらせず、「◯◯の案件があったらまたお願いします」と伝えることで、次の依頼につながる可能性が高まります。実際に、リピート案件を得ているフリーランスの多くが、クライアントとの関係を意識的に築いています。信頼関係を深めることで、継続案件や紹介につながることもあるでしょう。
CHECK
・自分がフリーランスとして活動していることを伝える
・自己分析を行い、自分が何ができるのかを明確に発信する
・丁寧かつ迅速な納品を心がけ、リピート案件につなげる
人脈を活かし、仕事につなげ、育てるコツ
安定しているフリーランスは、一体どのように人脈を活かし、継続的に受注しているのでしょうか。人脈は「築いたら目的達成」ではありません。築いた人脈を活かして仕事につなげ、育てるコツを押さえておきましょう。
行動し続ける
人脈を活かすには、ただ機会を待っているのではなく、自ら動き続けることが大切です。仕事を得る人は、出会いの場に足を運び、新しい人と積極的に関わっています。一度築いた人脈も、定期的なアクションがなければ、仕事につながるチャンスを逃してしまいます。
定期的に連絡を取る
仕事を誰かに依頼したいと思っていても、クライアント側が単にあなたの存在を忘れてしまっているだけのこともあります。定期的に連絡を取ることで、「この人に頼もう」と思い出してもらいやすくなります。「声をかけやすい人」でいることが、継続的な仕事につながるポイントです。
継続的にコミュニティに参加する
築いた人脈は、一度できたら終わりではなく、継続して関わり続けることで価値が生まれます。 コミュニティに定期的に顔を出し、関係を維持することで、新たな仕事のチャンスが広がります。関係を途絶えさせない努力が、長期的な人脈形成の鍵です。今ある人脈を大切にすることで、他のクライアントを紹介されるなど、新たな出会いが生まれる可能性があります。
CHECK
・受け身にならずに自ら動き続ける
・定期的に連絡を取り、「声をかけやすい人」でい続ける
・継続して関わり続け、長期的な人脈を形成する
人脈は築いたら終わりではなく、活かしてこそ意味がある
多くのフリーランスが人脈を活用して案件を獲得しており、フリーランスにとって人脈は仕事を得る大きな武器になります。
しかし、ただ知り合いを増やすだけでは十分ではありません。人脈ができても仕事につながらない場合は、「この人に頼みたい」と思われるような発信や行動が重要です。
また、一度つながった関係も、放置すれば自然と途切れてしまいます。人脈を意味あるものにするためにも、定期的な連絡や継続的な関わりを意識しながら、価値を提供し合える人脈を育てていきましょう。